Lab. of Voynich Code
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自動撮像装システムの概略
2019.09.19 Open

こんなの出来たらいいな、な自動撮像装置の概略図


システムの構成

 Arduinoと下請けのPICを使ってコンパクトなシステムを組む。
 オリンパスE-M10 mkIIでの偏光撮像を行う(下記の1.)と、Arduinoで時刻制御による偏光撮像装置に開始信号を提供し(同2.)、同じArduinoでZ6によるよりアップのコロナとDL(ダイヤモンドリング)の撮像を行う(同3.)、の3つの部分に分けられる。
 1.PICによる偏光撮像装置の制御
 ステッピングモーターを台形制御で回し、振動が出来るだけでないように偏光フィルタターレットを1/4回転し停止、デジイチ(オリンパスE-M10 mkII)で撮像する。撮像開始はArduinoからの信号一発、停止は手動。うまく行かなかった時用に緊急時撮像開始スイッチを備える。
 ここで、ステッピングモーターの台形制御を行う仕掛けを製作する事が一つの山。E-M10 mkIIの制御(一定時間シャッターを押したままにする)は実績がある(けど安心してはいけない)。
 2.ArduinoとGPS&RTCによる時刻表示と制御信号の発信
 RTC(Real Time Clock)で時刻を刻みつつ、必要な場合にGPSで時刻補正を行う。時刻はディスプレイに表示する。所定の時刻に偏光撮像装置の開始信号を送る、コロナ・DLの自動撮像を行う基準時間を提供する。
 Arduinoの扱いは初めてであるが、参考書や様々なHPからの情報で実現したい。出来なかったら秋月電子通商販売のGPS時計を使う事にする、か。
 3.Arduinoによるデジタル一眼の制御
 ArduinoにUSBシールドを取り付け、PTP(Picture Transfer Protocol)を使いUSB経由でデジイチのISO感度の変更、SS(シャッター速度)の変更、単写と連写を行う。2.の時刻に上手く稼働しない場合に備え、手動の連写SW(スイッチ)と多段階露光SWを備える。デジイチはZ-6を予定する。
 Arduino初挑戦&ニコンの制御で公開されている例が無いので個人的には冒険的。
 そもそもZ6が制御できなければD7200をバッテリグリップ経由で稼働する。即ち、撮像を感度変更なしのSS・レリーズのPICによる制御をArduinoで行う。
 最後のバックアップ策として、ユーザーモードにDL連写(1/500秒・ISO200で毎秒4-5コマ・連写条件は詰める)とコロナ多段階露光(ISO800で9段のAEブラケティング・SSの設定は詰める)を登録し、手動で切り替えつつ撮像する…リモコンスイッチを用意する必要有。
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