Lab. of Voynich Code
2023年オーストラリア・インドネシア    金環皆既日食のたくらみ
光球面とコロナの明るさの比用システム
UMPCを使った制御:各論1
2020.11.26: Open・202103.02:Update

イントロダクション

 本来はNikon SDK用C#Wrapperで1つのデスクトッププログラムを組めると良いのだけど、どうもそれがうまく行かないので、実際にカメラを動かすプログラム部分と、このプログラムを呼び出して実行するフォームプログラムの2段構えで取り敢えず組んでみる。
 C#WrapperからZ6では枚数を指定して15コマ以上の連写が出来ないので、ダイヤモンドリングの連写はPICを使ってシャッターレリーズコネクタからスイッチ操作でOn/Offすることで行う。

C#のフォームアプリとWrapperアプリで行う事

C#のフォームアプリで行う事

 動作
  1. 開始ボタンを押したら、下記のC#コンソールアプリを実行する
  2. 問題があってC#コンソールアプリが終了したらこちらに戻ってくる
  3. 再度開始ボタンを押すとC#プログラムが再起動する
  4. 撮影終了後、お助けプログラムでダーク撮影を行う

C#のWrapperアプリで行う事


 動作シーケンス
  1. 起動時に連写速度を拡張に設定し、太陽面多段階露光を1度行う
  2. 食最大に向かい-2×n分毎:太陽面多段階露光 ①
  3. ダイヤモンドリング連写②に設定し音信号発信、PICに18秒間連写させる
  4. 連写の終わる迄、19秒待つ
  5. 地球照③1コマ
  6. コロナ多段階露光④、1コマごとに時刻を参照しC3の10秒前になったら次に進む
  7. 地球照③1コマ
  8. ダイヤモンドリング連写②に設定し音信号発信 、PICに18秒間連写させる
  9. 食最大から+2×n分毎:太陽面多段階露光①
 何れの順番の時でも何か問題が出たらプログラムを終了する。

 露光条件
 ①太陽面多段階露光:ISO 400, 1/3000, 1/1000, 1/350, 1/125秒
 ②ダイヤモンドリング連写:ISO 100, 1/500秒
 ③地球照:ISO1600, 1/2秒
 ④コロナ多段階露光:ISO400, 1/3000, 1/1000, 1/350, 1/125, 1/45, 1/15, 1/6, 1/2秒.

 お助けプログラムのシーケンス
  1. コロナ多段階露光④を8回行う
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