Lab. of Voynich Code
2023年オーストラリア・インドネシア    金環皆既日食のたくらみ
バッテリ-の構成
2020.10.27:Open 2023.04.01Update

使用機材に必要な口数とバッテリの容量・数・重さ

 日食に於いて、クライマックスである第2接触の暫く前~第3接触後暫くの短時間だけを相手にする場合はデジタルカメラやアクションカムの内蔵バッテリで充分である。この場合は特にバッテリの容量を考えなくても良い。
 しかし、第1接触から第4接触まで、日食全体記録するには、3時間以上の長丁場で機材を動かし続けなくてはいけない。そうなると、カメラに内蔵するバッテリでは容量が確実に不足する。その場合、外部から何らかの形で給電する事になる。
 ここでは、各種日食機材を動かす為に必要な電源の容量について、特に外部からの給電が必要な場合は消費電力について測定した結果をもとにまとめた。特に外部給電で使用するモバイルバッテリは重たい上に機内持ち込みを必要とするし、できるだけ小容量で少数=軽量にしたいので、重さも調べた。

1.内蔵バッテリで動かせばよいモノ
  • 偏光撮影用:E-M10 mkII (基本スイッチオフ・或いは途中でバッテリ入れ替え)
  • フラッシュスペクトル動画:X-A7(C3までバッテリは持ちそう)
  • クライマックス地上動画:4Kアクションカム(C2前に撮影開始)
2.外から電源の供給を必要とするもの
  • コロナと光球面の明るさの比用
    • 制御用タブレットPC:2時間で4,700mAh消費
  • タイムラプスと映像表現系の機材
    • Action Cam×2+Lumix GM1+制御回路
  • コロナの明るさ・偏光撮像用のマウンティングと制御機材等
    • フィルタターレットコントローラ+AZ-GTi:1口から取る
    • スカイメモS:小電流対応の小容量モバイルバッテリが必須
  • 夜空のタイムラプス
    • 12mm F2付のFujifilm X-A7
3.手持ちのモバイルバッテリを充てる場合、それぞれのスペックと重さ
系統 狙い 機材 メーカー バッテリ容量 重さ
スチル コロナの明るさ タブレットPC/スカイメモS INIU 10,500mAh 210g
偏光撮影 Sound Pick & AZ-GTi INIU 10,500mAh 210g
映像表現 タイムラプス アクションカム 2機
+ フィルタチェンジャー
+ Lumix GM1
INIU 10,500mAh 210g
予備 全てに INIU/他 10,000/10,000 210/165g
 合計         1,005g

4.持って行くデジイチ用予備バッテリ
Z6II 75g  ×2個
X-A7 50g  ×1個
E-M10mk2 45g  ×2個
Lumix GM1 30g  ×1個
合計 320g
 それぞれカメラ本体に1個内蔵させる

 他にバッテリを入れる袋が75g

 総合計 1,400g
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