システムの概形とシーケンス
システムの概形:PCとUSB-PIC、サテライトに置くPIC
タブレットPCからUSBハブを介してセンターのPICとD7200を接続する。基本は通信ソフトTeraTermを経由してシャッターレリーズはUSB-PICから行い、シャッター速度や感度の変更、ブラケティングのOn/OffはTeraTermのマクロから5本のD7200用SDKを使った補佐的なソフトを逐次実行しUSB経由でD7200にコマンドを送る。また、全景画像のα5000、クライマックスのD5500、偏光撮像のE-PL5についても撮像などの信号発信を併せて使う。
PCの通信ソフトTeraTermのマクロによるシーケンス
  1. ISO100でシャッター速度(SS)を1/500secにセットする。ブラケティングを1EV間隔3段に設定し、TeraTermからUSB-PICに接続する。
  2. USB-PIC経由でC2食の最大と現時刻の差が2分で割り切れる時刻にD7200で撮像を開始し、以後2分毎に撮像を行う。撮像開始時に信号をサテライトPIC3(α5000用:SSは1/500sec)に送り3EV間隔の3段ブラケティングで3点バースト撮像をする
  3. 食最大の4分前に、USB-PIC経由でサテライトPIC2(D5500用:SS1/500秒)に開始信号を送る。以後15秒ごとに3EV間隔の3段ブラケティングで3点バースト撮像する
  4. 2分16秒以内にC2の時刻になるならD7200の単写信号を止める。USB-PICでC2の15秒前にサーボモータ3つを駆動して開ける。
  5. USB-PIC経由でD7200にてC2の10秒前~C2の5秒後までの15秒間毎秒3コマで連写する。同からサテライトPIC2、3に出来るだけ早いサイクルで3点バーストを繰り返させる信号を送る。
  6. C2から5秒後にサテライトPIC1に撮像開始信号を送り偏光撮像を開始する
  7. SDKを使ったソフト③を起動し感度をISO260400、SSを1/1000にセットし7段ブラケティングに設定し、USB-PICに7点バースト撮像を行う
  8. C3が10秒前以内にあるかを見る。否であれば9.に進む。否でなければ11.に進む
  9. SDKを使ったソフト④を起動し一旦ブラケティングを解除し、SSを1/15秒に設定する。そしてブラケティングを5段に設定する。5点バースト撮像する
  10. C3が10秒前以内にあるかを見る。否であれば7.に戻る。否でなければ次に進む
  11. SDKを使ったソフト⑤を起動しブラケティングを解除し、感度をISO100、SSを1/500秒にする。サテライトPIC1を止める
  12. USB-PIC経由で毎秒3コマで20秒間連写する。同時にサテライトPIC2、3に連写信号を送る
  13. 20秒後USB-PICは連写を終了し、同時にサテライトPIC2,3も出来るだけ早いサイクルで3点バーストを繰り返させる操作を終了する
  14. USB-PICでフィルターを閉める
  15. USB-PIC経由でサテライトPIC2(D5500用)に15秒ごとに3点バースト撮像信号を送る。
  16. ソフト⑥でISO100でシャッター速度(SS)を1/500secにセットする。ブラケティングを1EV間隔3段に設定し、の2分後食の最大と現時刻の差が2分で割り切れる時刻にD7200で2分毎の撮像を開始する
  17. 食最大の4分後にUSB-PIC経由でサテライトPIC2(D5500用)に終了信号を送る。
  18. C4の3分を過ぎた事を検出したらUSB-PICからD7200とサテライトPIC3でのα5000での撮像を終了する
TeraTermからD7200を制御するSDKを利用した補助ソフト群
 ソフト① ブラケティングをOffにする。感度ISO400に設定する。
 ソフト② ブラケティングをOffにする。シャッター速度を1/1000秒する。7段ブラケティングを設定、ブラケティングの順序を高速~低速の一直線にする
 ソフト③ ブラケティングをOffにしてシャッター速度を1/8秒にする
 ソフト④ 5段ブラケティング、ブラケティングの順序を高速~低速の一直線にする。
 ソフト⑤ ブラケティングをOffにする。感度をISO100、シャッター速度を1/500秒に設定する。
 ソフト⑥ ブラケティングを1EV間隔3段に設定する
各PICの役割
USB-PIC
(D7200)
TeraTermとUSB接続・通信を行い、D7200のシャッターのレリーズを行う。また、太陽フィルターの開閉も行う。サテライPIC1~3にも指示を出す。サーボモータによるフィルタ開閉を行う
サテライトPIC1
(E-PL5)
前回2017年に作成した音信号で起動し偏光撮像を行うPICを基本的に利用する。ステッピングモータで偏光フィルタの付いたターレットを回しつつ、E-PL5で7段2EV間隔のHDR連写をC2~C3の間行う。
サテライトPIC2
(D5500)
クライマックス撮像用を行う。USB-PICからの指示で、3段3EV間隔にブラケティングを設定したD5500で3点バーストレリーズを通常15秒毎、C2前~C3後暫く1.5秒間隔で行う
サテライトPIC3
(α5000)
C1~C4の経過撮像を行う。USB-PICからの指示で、3段3EV間隔にブラケティングを設定したα5000で3点バーストレリーズを通常120秒毎、C2前~C3後暫く1.5秒間隔で行う
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