システムの概形とシーケンス-4:最終版の筈
2018年4月29日 更新
システムの概形:PCとUSB-PIC、その下流に置くPIC
タブレットPCからUSBハブを介してセンターのPICとD7200を接続する。基本は通信ソフトTeraTermを経由してはUSB-PICからPIC1-3にコマンドを送り、D7200のシャッターレリーズを行う。シャッター速度や感度の変更、ブラケティングのOn/OffはTeraTermのマクロから5本のD7200用SDKを使った補佐的なソフトを呼び出して実行することで、D7200にWindows Tabletからコマンドを送る。
 
各PICの役割
USB-PIC
(D7200)
TeraTermとUSB接続・通信を行い、D7200のシャッターのレリーズを行う。また、太陽フィルターの開閉も行う。サテライPIC1~3にも指示を出す。サーボモータによるフィルタ開閉を行う
PIC1
(E-PL5)
前回2017年に作成した音信号で起動し偏光撮像を行うPICを基本的に利用する。ステッピングモータで偏光フィルタの付いたターレットを回しつつ、E-PL5で7段2EV間隔のHDR連写をC2~C3の間行う。
PIC2
(D5500)
クライマックス撮像用を行う。USB-PICからの指示で、3段3EV間隔にブラケティングを設定したD5500で3点バーストレリーズを通常15秒毎、C2前~C3後暫く1.5秒間隔で行う
PIC3
(α5000)
C1~C4の経過撮像を行う。USB-PICからの指示で、3段3EV間隔にブラケティングを設定したα5000で3点バーストレリーズを通常120秒毎、C2前~C3後暫く1.5秒間隔で行う
●モバイルバッテリからすべての電力を供給する。必要に応じて昇圧回路を介する。
 バッテリ1:PIC-1とステッピングモーター駆動の偏光フィルターターレットを回すために1A以上給電する
 バッテリ2:昇圧回路を介してα5000の駆動に3A、ハブを介してUSB-PIC, PIC-2+3, スカイメモSへ0.5A位
 バッテリ3:ピント合わせ用HDMIモニターを昇圧回路を介して駆動するため、2A出力と5000mAhあればいい筈
 バッテリ4:タイムラプス×2のため、出力は必要ないが5000mAh以上は必要と思われる。

●ここに記載はない&アンドロイドタブレットから有線で骨伝導スピーカを駆動する場合は不要
 バッテリ5:Bluetooth接続のための音声トランスミッタに給電する。容量より軽さ
 バッテリ6:Bluetooth接続の骨伝導スピーカのための電力を給電する。容量より軽さ
 
TeraTermからD7200を制御するSDKを利用の補助ソフト群
  1. ブラケティング1.5EV間隔3段に設定する ”BKT3
  2. 感度をISO400に、ブラケティングを1.5EV間隔5段に設定する ”400BKT5
  3. ブラケティングを止める ”BKT_OFF
  4. シャッター速度を1/1000秒に設定する ”SS1000
  5. 感度をISO100に、シャッター速度を1/500秒に設定する ”100SS500
  6. シャッター速度を1/6秒に設定する ”SS6
Tablet PCの通信ソフト"TeraTerm"用マクロ
  1. ”BKT3“、”100SS500”を起動する
  2. 食最大から2分×整数倍の時間前にD7200のレリーズ開始指示、同時にPIC3にレリーズ開始指示
  3. 食最大から5分前になったらPIC2に通常レリーズ開始指示
  4. 食最大から2分前になったらD7200とPIC3にシャッターレリーズストップ指示
  5. ”BKT_OFF”を起動する、
  6. フィルター×3(望遠鏡先端にあるD7200, D5500、レンズ前端のα5000)を開ける
  7. C2の10秒前にUSB-PIC~D7200に15秒連写指示、PIC2、PIC3に連写指示
  8. C2の5秒後、”400BKT5”を起動、PIC1に動作開始指示
  9. ”SS1000”を起動
  10. USB-PIC~D7200に短時間レリーズ指示
  11. C3が10秒以内でなければ12.へ、10秒以内にあれば15.へ行く
  12. ”SS6”を起動する
  13. USB-PIC~D7200に長時間レリーズ指示
  14. C3が10秒以内でなければ9へ、10秒以内にあれば15.へ行く
  15. ”BKT_OFF”を起動する
  16. ”100SS500”を起動する
  17. C3の5秒前にUSB-PIC~D7200に15秒間レリーズ指示
  18. C3の10秒後、PIC2、PIC3に連写終了指示
  19. フィルター×3を閉じる
  20. ”ISO100”、”BKT3“、”SS500”を起動する]
  21. 食最大から2分後にD7200のレリーズ開始指示、同時にPIC3にレリーズ開始指示
  22. 食最大から5分後にPIC2に撮像終了指示
  23. C4後、食最大から2分×整数倍+1の時間後にD7200のレリーズ終了指示、同時にPIC3に終了指示
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