システムの概形とシーケンス-:多分・最終版
2018年8月21日 改正
ハードウェアの概形
 
〇黒線は基本的に信号を伝達する線、赤色は電力を供給する線。
〇長時間駆動するのはα5000による日食全景経過画像とアクションカムを使ったタイムラプスとタイムラプス動画。うちα5000は大容量バッテリで1分毎の撮像で3時間近い稼働が可能であったことから外部電源は不要である。未実験であるが('18.Aug.25)、4Kの5秒動画と3秒タイムラプスのほうでバッテリが持たない可能性があることから、外部電源を用意する。USB-PICはバスパワーでサーボモーター迄動かせる事から、外部電源は必要ない。しかし、PIC1はステッピングモーター駆動のために1A以上の電流が必要で、PIC2,3は最大100mAも行かないが外部に電源が必要。PIC1はC2前15分頃にスイッチを入れることにする。
 
D7200用SDK使用の補助ソフト(TeraTermが起動)
  1. 感度をISO160にする ”ISO160
  2. 感度をISO640にする ”ISO640
TeraTermからUSB-PICに送る命令と連動するファーム
 A: PIC3に60秒間隔で撮像開始(全景画像用)
 B: PIC2に10秒間隔で撮像開始(クライマックスC2前、C3後)
 C: PIC2に1.5秒間隔で撮像開始(ダイヤモンドリングとコロナ)
 D: PIC1に撮像開始(偏光撮像)
 E: D7200で1/500秒で15秒間連写し1/8000秒にSSを増速
 F: D7200で1/8000秒から1/500秒にSSを減速し15秒間連写
 G: D7200で1/8000秒から1/2秒迄2EV間隔7段の多段階撮像
 H: D7200で1/2秒から1/8000秒迄2EV間隔7段の多段階撮像
 I : 太陽フィルター×3開
 J: 太陽フィルター×3閉
 K: D7200のSSを1/2秒から1/8000秒まで増速
他にサポートするコンポーネントとして
 撮像サブルーチン
 増速サブルーチン
 減速サブルーチン

これらを組み込んだファームウェアについてはこちら
void PIC3Start()
void PIC2_Int()
void PIC2_Cont()
void PIC1_Start()
void USB_PIC_Cont_1st()
void USB_PIC_Cont_2nd()
void USB_PIC_BKT_Down()
void USB_PIC_BKT_Up()
void Filter_Open()
void Filter_Close(
void SS_UpTo_8000()


void Captor()
void SpeedUp()
void SpeedDown()

Tablet PCの通信ソフトTeraTerm用マクロと手動部分
◆TeraTermのマクロのシーケンス・発信信号と補助ソフトの実行
  1. 食最大から1分×整数倍の時間前にAを発信し、PIC3に通常レリーズ開始指示、1分毎に撮像
  2. 食最大から5分前になったらBを発信し、PIC2に10秒間隔レリーズ開始指示
  3. C2の15秒前にIを発信し、フィルター×3を開ける
  4. C2の12秒前にCを発信し、PIC2に1.5秒間隔連写、
  5. C2の10秒前にEを発信し、D7200のダイヤモンドリング撮像+αで毎秒3コマ・15秒連写
  6. ISO640を実行
  7. Dを送信し、偏光撮像を実行する
  8. 時間をみつつGHを繰り返して送信する
  9. Gを実行した後にC3の8秒前であれば繰り返しを抜けてKを発信、Hを終えた後ならそのまま
  10. ISO160を実行
  11. Fを送信し、15秒間毎秒3コマ撮像
  12. Jを送信し、フィルタを閉じる
  13. Bを送信し、PIC2に10秒間隔でレリーズ開始    
◆この中で手動でやらないといけない事
・この中で、2.の後に手動で偏光撮像用のフィルターターレットに付けた太陽フィルターを外す
・途中途中でピント合わせがコロナの拡大(D7200)、クライマックス(D5500)、偏光撮像(E-PL5)に必要。C2の10-30分前には終えておく
緊急時のためのファーム
●緊急時の強制発動スイッチとして、プルアップしているRA3を使う。タイマーリモコンにつないで、B⇒I⇒C⇒E⇒F&G繰り返し⇒K⇒F⇒C⇒J⇒Bというシーケンスで機材を駆動するファームウェアもUSB-PICに入れておく。通常D7200はSDKプログラムにより連写時と多段階露光時で感度をISO160とISO640に変えてる予定である。しかし、通信が効かないときはISO160固定で1/2000秒~2秒の2EV間隔7段、ダイヤモンドリング連写は1/500秒で行う。そいう言うファームをUSB-PIC(18F14K50)に組み込んでおく。起動は食最大の5分前とする。
 
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