実験‐5:コロナの拡大撮像用D7200の制御
実験してみた
 コロナの拡大撮像で使うNikon D7200をブラケティング撮像を行うようセッティングして、シャッター速度(SS)がSDK付属のデモソフトで変更できるかを実験してみた。すると変更出来ないという事が判明!!という事は、SDKを使ったD7200の制御は余り望まないで、先ず動くシステムを作ることを考える。が、どうしてもダイヤモンドリングは1/500秒より遅くしたいので、感度だけは弄る必要があると考えた。そこで、USB-PICのファームウェアとTeraTermのマクロのフローを考えなくてはいけない、と考え、制御について練り直すこととしました。
ではどうするか?
 基本的には、前年同様、D7200のSSはPIC側の制御で行う。ただしSSのステップは1.5EVから2EV間隔にする。前年を手本に感度をISO640迄上げ、1/8000, 1/2000, 1/500, 1/125, 1/30, 1/8, 1/2秒の7段階とする。これをSSのスピードアップ、スピードダウンしつつ撮像するようにしかける。ダイヤモンドリングはISO160で1/500秒にする。SSはPICで制御するが、ISOはSDKを使って変更する。
必要な実験と評価基盤
 シャッターレリーズ、待ち、SS変更の3要素の動作が1セットとなるが、3要素に要する時間をできるだけ詰める。7セットこなす中で、1セット平均1秒以下の撮像を行えるようにできないか?特に「待ち」と、「SS変更」の要素の最適化が7セット合計を7秒以下で行うには重要となります。そのためにファームウェアの評価基盤を作ることとしました。
 2017年バージョンでは、SS変更の動作でOn/Offを70msで、間隔は1400msと600ms、撮像は50msでOn/Off(=200ms)を行っていました。
結果を受けて
 ステッピングモーターをきちんと駆動出来るファームウェアを書くことが先ず必須である…のは言うまでもない。今回1相励磁で行ったが、2相・1-2相励磁を試し、きちんと駆動できるようにしたい。
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