Lab. of Voynich Code
2023年オーストラリア・インドネシア    金環皆既日食のたくらみ
偏光画像の撮影システム
PICを使った制御:概論
2020.10.09: Open

機材

 使用カメラと光学系
  • Olympus O-M10mkii:望遠鏡レンズ(BORG:d=45mm、f=325mm) +x0.85レデューサー f=276mm(552mm相当) F6.1
  • 7段2EVのHDR撮影モード、1/8000, 1/2000, 1/500, 1/125, 1/30, 1/8, 1/2sec で撮影
  • 素通しと0, 45, 90, 135°の位置に置いた偏光フィルターを通した場合の5通りの撮影を行う
  • フィルターはステッピングモーターで回す。
 ここではカメラのレリーズと偏光フィルターを取り付けたフィルターターレットを回転させる仕掛けと必要に応じてNikon Z6/7 IIの制御も行う仕掛けを論じる

ミラーレスデジタル一眼とフィルターターレットの制御

 Olympus O-M10mkIIについて
  • ISO640・1/125secで7段2EVのHDRに設定する。
  • スリープに入りやすいので1-2分毎にフォーカス信号を送る必要がある。
 撮影・動作シーケンス
 〇Nikon Z6 IIのダイヤモンドリング連写をPICで行う場合…Type 1とする
  1. E-M10mkIIがスリープに入らないよう、1-2分毎にフォーカス信号を発信する
  2. 音信号1度目受信(第2接触12秒前にUMPCが発信
  3. ダイヤモンドリング連写:Z6を20秒連写
  4. 偏光撮影開始:O-M10mkIIでHDR連写+偏光フィルターターレットを1/5回転回す×6ターン(素通し, 偏光0°, 45°, 90°, 135°素通し)
  5. 動作停止
  6. 音信号2度目受信
  7. ダイヤモンドリング連写:Z6を20秒連写
  8. 動作停止
 〇簡易バージョン化する場合…Type 2とする
  1. E-M10mkIIがスリープに入らないよう、1-2分毎にフォーカス信号を発信する
  2. UMPCから第2接触後音信号を受ける
  3. 偏光撮像開始:O-M10mkIIでHDR連写+偏光フィルターターレットを1/5回転回す×6ターン
    (素通し, 偏光0°, 45°, 90°, 135°, 素通し)
  4. 動作停止
  ここで偏光撮影+フィルターターレット回転が4秒以下で済む場合は、11ターン(偏光撮像2セット、素通し3ターン)する

 制御用PICの要件

 〇Type 1:Nikon Z6IIのダイヤモンドリング連写をPICで行う場合…18ピン・16F88
  • 入力:6pin使用
    • 音信号+代用SW
    • 強制稼働開始SW:偏光撮像後20秒連写を連続して行う
    • 偏光フラット撮像SW:偏光撮像のみ行う
    • 強制連写開始SW:20秒連写のみ行う
    • 水晶発振子(2pin使用)
  • 出力:6pin使用
    • E-M10mkIIフォーカス
    • E-M10mkIIシャッター
    • Z6IIフォーカス
    • Z6IIシャッター
    • パルスモーター駆動信号
    • 音信号で動き出したことを示す動作確認用LED
  • 合計 12pin使用
  • 残り4pinがフリー
 〇Type 2:簡易バージョン化した場合…8ピン・12F683
  • 入力:1pin使用
    • 音信号+代用SW
  • 出力:3pin使用
    • E-M10mkIIフォーカス
    • E-M10mkIIシャッター
    • Z6IIフォーカス
    • Z6IIシャッター
    • パルスモーター駆動信号
  • 合計 6pin使用
 これらの条件を満たす制御装置を作成することにした
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