Lab. of Voynich Code
2023年オーストラリア・インドネシア    金環皆既日食のたくらみ
GM1のフィルタ交換&レリーズ装置-2
2021.06.15:Open・2021.10.08 Update

実現するためのハードウェア…機械編

 
 こんな感じで緑の枠線部分は0.5mm厚の真鍮板で作ります。
 オレンジ色のカメラ部分を囲むように幅25mm、長さ200mmの真鍮板を折り曲げてサーボモーターを取り付ける囲いとします。
 サーボモーター「SG92」は、真鍮板を加工したモーターブラケットに装備します。取り付けのネジはM2で、モーターにあるブラケットへ取り付けるための耳にタップでネジを切って概ねの所を固定し、うしろから更にネジで固定します。
 枠上でモーターブラケットの位置が決またら、鉛フリー半田かネジで固定します。
 のち、サーボモータ―もブラケットにエポキシ接着剤で固定するかな?
 紫の二つ円のある扇型はフィルタターレットになります。

フィルターターレットの実際の所

 2mm厚のアクリル板に46mmの穴をあけて、そこに46-52mmのステップアップリングを取り付けます。
 張り付けるシートフィルタは富士フイルムのND1.2 (ND16相当)としました。片方にはバーダーのアストロソーラーフィルター(D5, ND100000)を更に張り付けます。
 図面の上では扇形でしたが、円弧を作るのは面倒なので単純な切り落としにしました。
左が外側向き、右がカメラ側向きで、カメラ側には植毛紙を貼りました。後ろ側側方から回り込む対策にならないかな?と考えての事ですが、はてさて??
 

フィルタの貼り付け

 フィルタは富士フイルムのNDフィルタのシートを使用しました。濃さはND1.2です。100×100の大きさなので、49mm幅に切り、50mmの円形アクリル板をガイドにカッターナイフで切り取りました。で、上のフィルタターレットに張り付けます。同様に太陽用D5フィルターも切り出して張り付けます。
 動作と消費電力チェックが終わったらフィルタ類を張り付けて、迷光、側面後方からの光の写り込みチェックをしたいと考えています。

サーボモータ取付枠の作成

 全体長さ200mmで0.5mm厚の真鍮板でカメラを囲むように曲げます。
 サーボモーターは0.5mm厚の真鍮板をU字型に切り取った板に取り付ける事にしました。

組み立て

 シャッター用サーボモータも、フィルターターレット用サーボモータも、位置決めは実物を合わせる事で行いました。 位置を決めたらバイスプライヤーで仮固定し、鉛フリーハンダで固定しました。60Wの半田ごてを使いましたが、真鍮板が充分に熱くなるまで熱しないと、半田が上手く流れず、半田付けできなかったのが注意点。
 実動して見るとシャッターボタンを押すのに力が必要で0.5mm厚の真鍮板ではバネが弱すぎました。なので補強でカメラの背面側と表側にばねの動きを制限する0.3mm厚の真鍮板を取り付けました。
 Lumix GM1を取り付けた時に枠がカメラの底面に接する部分にはゴムシート(高さが足らなくなり0.5mm厚)を貼り付けました。カメラ+枠を固定しアクションカム3機を乗せるベースへの取り付け面には雲台のカメラ固定面の張替え用コルクシートを張り付けました。コルクシート+両面テープでトータル1.5mmあるこれをカメラの接する面に付けると上手くカメラが収まらなくなりました。真鍮枠のバネを制限する板を取り付けた関係が問題でした。

完成したフィルターターレット&シャッター制御付真鍮枠・裏から


完成したフィルターターレット&シャッター制御付真鍮枠・表から


カメラを取り付けるとこうなります

動作はこんな感じです。
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