その他製作物

3. Lumix GM1にモバイルバッテリを使うための昇圧電源

Lumix GM1は付属バッテリパックではCIPA規格で約230枚の撮像が可能という事になっています。専用バッテリは680mAhということで、これに社外互換品の1100mAhの電池を入れて、5秒の撮像間隔で画質最高のJpegのみの記録、AFは切ってMFとし、AEではなくマニュアルでフラッシュも使わず撮像しつつけると1200-1300コマ程度まで撮像する事が出来ました。しかし日食の全過程は2.5時間ほどあり、1800コマは撮像出来ないと第一接触から第4接触までの全行程は撮像出来ません。出来ればその前後も、となれば2000コマくらいならば外部電源・・・となるのですが、電源カプラーを介して供給すべきはは8.4V。分解して端子を短絡させるという改造をすると汎用的なデジタルカメラやビデオカメラの7.4V リチウムイオン電池が使えるそうです。
 確かに、GM用のリチウムイオンバッテリは680と1100mAhが2個ずつ4個、はニコンD600&D7100用のEN-EL15互換バッテリの予備は4個持っていますが、これらを何かのケースに工夫して入れる・・・の言うのはどうも気が進みません。特にD600をPC操作するとかなり電池の減りが早いので、バッテリグリップを使おうと考えている状態です。USBの5V出力なら2200mAhと10000mAhのモバイルバッテリが1つずつあります。ならば8.4Vに昇圧する電源回路を介して5Vを8.4Vに昇圧して接続してやれば良い。ありがたいことにGM1にダミーで入れるカプラーの電源口形状は汎用の2端子電源コネクタで、極性も書いてあります。
 という事で、秋月電子通商にて、昇圧電源モジュールキット(店頭価格650円)の最大出力5Wというモノを買ってきました。後は秋葉原駅ガード下の売店で外径5mm・軸の入る穴の径2mmの電源用ジャック、100円ショップでUSB延長コードと適当なUSBコード(電源用ジャックのカバーにあうもの・細めの線が良いようです)として、ちょうど手持ちのiPodの20ピン+USB Aコンセントのモノを使って組み立てました。
 秋月のキットは多回転可変抵抗と3端子スイッチ、出力安定用電解コンデンサをはんだ付けして出力電源端子であるUSB-Aメス端子付コードを電解コンデンサのリード線から、、電源入力はUSB-Aオス端子付コードの赤(+)と黒(‐)のコードを本当は端子を取り付ける穴に差し込んではんだ付けするだけでした。カプラーに接続する電源ジャックは真ん中に方に赤・周辺の方に黒をはんだ付け。ただこのパチモンiPod接続用の線はパステルカラーでほんのり赤、かなり白っぽい灰色でしたが。電源のみの配線で、他2本の信号線は使っていません。
 組みあげた全体像がこんな感じ。出力は8.41Vとなっています。
カメラに接続して、取り敢えずシャッターが切れることを確認。ただ結構癖があり、モバイルバッテリの押しボタンでバッテリを起動、素早くGM1を起動する、という事をしないと動いてくれませんでした。習熟する必要有です。
電圧を計っている辺り。倒して取り付けた電解コンデンサにテスターからの線を当てています。
 後は箱の収めて、出っ張る電源スイッチと電圧調整ボリュームの穴をあけた蓋そして工作終了。ただしUSB線を引っ張られると半田が外れる危険があるため、引っ張り止めに結束バンドをしようと思っています。

 その後5秒間隔で2000コマの撮像を行いましたが、10000mAhのモバイルバッテリに不足はありませんでした。

 ちなみにもう1個の2200mAhのモバイルバッテリはケンコー・スカイメモSのために使おうかと思っています。3時間くらいは動いてくれるか実験しなくては。
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