Lab. of Voynich Code
2023年オーストラリア・インドネシア    金環皆既日食のたくらみ
撮影の条件とGM1の設定
2021.07.23:Open

露出条件(シャッター速度)の設定

 2021.05.05コンセプトの更新に伴い、3.日食の全景+簡易タイムラプスを「映像表現型画像のアイデア-4」に記したように、Lumix GM1で行う事とした。
 
 皆既日食中の風景の露出を基準にすると

ISO200、1/8sec(左), 1/3sec(中), 1/1.5sec(右)、F8の場合:2017年レクスバーグ・US
皆既中の露出の条件は、ISO400、1/4sec、F8(固定) とすると良さげだ。

 ここで、快晴の野外(こうなって欲しい)は、ISO100、1/250sec、F16(こちらを参照)であるから、ISO400でF8だと1/4000secとなる。10段階の違いがある。
 オートブラケティングで1/15sec±2EVの5コマを1セット撮影する時、最低速は1/4sec、最高速は1/60secとなる。まだ6段差がある。これにND16 のフィルタをかけると、1/60secのシャッター速度は4段進んで1/1000sec相当になる2段差があるけど、ココは眼を瞑る事にする。或いは最低速度を1/8secにして、RAW現像時に+1-1.5EV補正し、通常の風景を1/2000sec相当で撮影するか。尚、ND32やND64にしないのは外からの回り込みの光の影響を少しでも避けたいからである。
 後で比較明合成する太陽はD5フィルターを使い、ISO400, F8では1/4000sec位のシャッター速度で撮りたい。なのでこちらもND16フィルタをD5フィルタの後に取り付けたい。

撮影のスケジュール

 30秒毎に普通の風景、2分毎に比較明合成用の太陽を撮影し、皆既食2分前からフィルタを外して皆既食2分後までの間は連写っぽく撮影する。

 5EVのブラケティング撮影1セットをカメラが記録し終わるのに6秒ほどかかり、撮影中はシャッターボタンを押し続ける必要がある。フィルタを外し連写を始めるタイミングは、タイマーリモコンで指定する。

 これを実現するには8pin PICマイコンで、シャッターを押すサーボモータとフィルタを動かすサーボモータの2つを駆動し、タイマーリモコンから信号を受け、狙った動作をさせる。
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